テキサス州の転職・就職事情
テキサス州はアラスカ州に続き全米で2番目に大きな州です。交通の便も良く、国内の多くの都市に日帰り出張が可能です。地の利、インフラの充実に加え、ビジネスの観点からも法人所得税と個人所得税がゼロ、労働力の豊富さ、不動産価格の低廉さなどの多くの利点から、米国でビジネスに最も適した州の一つとも評されています。テキサス州は2024年に行われた起業家にとっての最適な州ランキングでも、見事第1位を獲得しています。
テスラやヒューレット・パッカードのIT大手、エネルギー、宇宙工学、バイオテクノロジー分野などの最先端企業が多数拠点を置いています。2017年にはトヨタ自動車がダラスへ移転してきたことから、自動車関連の企業も増えており、ますます多くの企業がテキサス州を本拠とし、事業を拡張し、さらに他州から移転してきています。テキサス州にはフォーチュン500企業のうち50社が本社を構えています。また、物価も大都市に比べると安いうえに教育のレベルも高く、テキサス独自のテックスメックスのグルメも楽しめるなど暮らしやすい場所でもあります。
テキサス州の日系企業、日本人エリア
テキサスの州都はオースティンですが、ヒューストン、ダラス、サンアントニオがテキサスの3大都市です。テキサスの中でも日系企業が多い都市はヒューストンとダラスです。ヒューストンは石油やガスなどのエネルギー産業が盛んで、関連した日系企業も多く進出しています。また、2017年に北米トヨタがテキサスに本社を移転したこともあり、日系企業や日本人の移住も増加傾向にあり、日本の大手書店は現在テキサスに4店舗展開しています。ダラスでは特に、北部のプレイノやフリスコとその周辺は日本食レストランや日系スーパーマーケットなどがあり、日本人に人気のあるエリアです。お寿司やラーメンの日本食チェーン店もテキサス州内で複数の店舗を展開しており、活気がみられます。
テキサス州での求人
日系企業も多く、日本語を必要とする求人も常に多く発生しており、営業、機械・電子エンジニア、ITエンジニア、経理、HR、物流、アドミなど幅広い職種で日英バイリンガルの人材が求められています。また、日系企業のグローバル化に伴い、日本語不要の求人、英語とスペイン語、英語と中国語や韓国語のバイリンガルのニーズも多く発生しています。日本の商材やサービス、食品を取り扱う小売店なども増加し、多くの日本人がテキサスに在住しているため、日本食レストランやスーパーマーケットなども盛んで、それらの求人も多数あります。