【アメリカの人事部】テレワーク下でのコミュニケーション
テレワーク下でのコミュニケーション
テレワークがニューノーマルになりつつある中、スクリーンの中だけのコミュニケーションに不安が出てきている人も多いと思います。
・リーダーシップの発揮の仕方
・会社内の文化の変化
・会社に出たくないという社員
・夜中にも来るメール、テキスト
・生産性の問題
これらは、米系の会計会社SKC and Co.が開催した「リモートワークでのリーダーシップ」と題するセミナーから出てきた課題です。
アメリカの企業も日系企業も同じように変化に戸惑っているわけですね。その中で、参加していた米系弁護士事務所のパートナーやHRコンサルタントがそれぞれの解決策を話してくれました。
テレワーク下でリーダーシップに重要なもの。
まず、テレワーク下でのリーダーシップは特にTransparency とCommunicationが重要だということ。
何が許されて、何が許されないかの線引きをきちんとし、それを開示することです。
通勤を始めた従業員の中には、オフィスで同僚と会うことを歓迎する人もいる傍ら、感染を恐れて絶対6フィート以内に近寄るな、握手やハグは絶対いや、という社員もいます。そんな社員の気持ちを考えて、ソーシャルディスタンスへの各自の考え方をステッカーの色で示して、お互いに快適なオフィス環境を作ろうと決めたところがあります。
赤ならソーシャルディスタンス完全徹底派、黄色はマスクをしていれば6フィート内でもOK、グリーンはマスクしていればハグもOKという感じです。これなら各自の態度に対する無駄な陰口が減りますね。
新人研修はどうする?
また、新人の教育はみな本当に苦労しているようで、以前の倍くらい時間がかかるだろう、と発言した弁護士もいました。
でも、通勤時間、さらには出張時間や費用がなくなったことで、研修にかける時間と費用は今までよりも融通が利くようになったのも事実。
ある会社は、スクリーン上ですべての書類を新人と共有することで、プロポーザルのパワーポイントの作り方、見積もりの書き方、さらにはお客様へのメールの文章まできちんとトレーニングができるようになったと言っています。要はITの使い方、そして新人を育てる工夫に頭を使うことです。
夜中のメールやテキスト
最後に、テレワークになって、モーレツ社員、上司の中には夜中も構わずメールやテキストを送り付ける人もいます。
これにも線引きを行いましょう、というアドバイス。
リーダーが率先して、ある時間以降はメールやテキストを送らない、あるいは個人のプライバシーを尊重して「すぐに返信しなくてもいい」というルールを明確にし、伝えることだそうです。
そして生産性について
けれどもこれは生産性にも関係します。
もし仕事が締め切りまでに終わらないことが続いたら、きちんとその社員と対峙して、どうしてパフォーマンスが落ちているのかを話し合うことが重要です。
まとめ
このように、ITも利用しながらコミュニケーションをとって、テレワーク下でもコロナ以前の生産性以上のものを上げることができると言うのがまとめでした。
【執筆者】
今泉江利子
CEO
Waterview Consulting Group, Inc.
914-433-1447
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