ニューノーマル時代における、転職を有利なものにするための5つのアドバイス

 

     

 

ニューノーマル時代における、

転職を有利なものにするための5つのアドバイス

 

カリフォルニア州のニューサム知事は4月6日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が普及し、感染者数、死者数、検査陽性率、入院者数の指標が改善傾向にあることから、経済活動の規制を6月15日に解除する方針を発表しました。  

 

職場の屋内換気の改善やデスクにシールドを配置するなど、自宅などで働くテレワークから従来のオフィスなどの職場に出勤しての勤務の再開に向け、準備を進める企業も見られるようになってきました。  

 

アメリカでの求人件数も、2021年に入ってから全米で増加傾向が見られ、企業の採用意欲が高まっていることがうかがえます。そこで、今回は「ニューノーマル時代における、アメリカでの転職を有利なものにするための5つのアドバイス」をお届けします。    

 

 

1.状況分析と転職が正しい選択かを考える

ワクチン接種が普及しているとはいえ、新型コロナウイルスの感染の収束にはまだまだ時間がかかるといわれています。2021年は当面、感染抑止と経済再開をうまく両立させながら、徐々にコロナ以前の状態に戻していくことが予測されます  

 

そのような中、転職という変化を起こすことはベネフィットもありますがリスクも当然あります。ご自身が直面している課題に対処するには転職がベストな選択であるかどうかを見極めることが大切なポイントとなります。  

 

現在働いている業界や会社がコロナで大きなダメージを受け、リストラや給料のカットなどが行われている場合、中長期的にみて業績が回復しそうになければ、なるべく早めに転職を考えた方がよいかもしれません。そうではない場合には自分が抱えている悩みや不満が転職以外の方法で解決することができないかを考えましょう。  

 

コロナ禍では、IT、AI、ロボティクス、ゲーム、食品、物流、バイオヘルスケアなど、売り上げを拡大している業界や企業が見受けられました。今後も業績が好調な業界や企業では採用が積極的に行われると思われますので、転職が正しい選択と判断した場合には、好調な業界や会社に注目してみましょう。また米国では、経済の復興において製造業の稼働率が高まることも予想されています。稼働率が高まれば人手不足が生じてきますので、業界の変更やキャリアチェンジを考えている方は大きなチャンスと捉え、希望の業界を広げてリサーチをしてみてください。

 

   

2.転職は自分を高く売り込むチャンス

転職活動は時間がかかり、ストレスを伴いますが、見返りとして満足のいく仕事を見つけることができれば、かけた時間と労力には大きな価値があるといえます。  

 

コロナ禍でも好調な企業では、これまでに採用できなかったような優秀な人材を採用できるチャンスと捉え積極的に採用活動を行ってきました。経済再開に向け、さらに拍車がかかることが予想されます。求職者側も自分を高く売り込むチャンスですので、しっかり準備をして転職を成功に導いてください。  

 

アメリカで転職を成功させるには、自己分析と企業分析を徹底的に行うことが重要です。以前の記事「アメリカでの採用で求められる6つのこと」でもお話ししましたが、採用担当者が真っ先に見るのは候補者のキャリアとスキルです。どのような企業でどのような仕事をしてきたのか。またそこでどのような功績をあげてきたのかということが注目されます。転職を考えたら、まずは、ご自身のキャリアとスキルのリストアップをおこなってみましょう。  

 

自己分析については下記の記事を参考にされてください。

「アメリカ就職、転職活動の最重要事項!【自己分析と他己分析】Part1

「アメリカ就職、転職活動の最重要事項!【自己分析と他己分析】Part2    

 

 

.キャリアとスキルのリストアップをおこなってみましょう。  

・これまでのキャリアでどのような成功を収めてきましたか?

例えばあるプロジェクトでの成功体験を想定してみます。プロジェクトの全体像、規模、目的、課題、解決方法など、できるだけ詳細を書き出してみましょう。そして、自分がどういうポジションで、具体的にどのような仕事し、成果をあげたのかを書き出します。数字に表れる会社への貢献、賞を受賞したことや目標を達成したことなど、会社の業績への貢献、個人の業績など具体的に書き出します。「前年対比売上〇〇%達成」、「〇〇の業務効率を〇〇%向上」など数値的に可視化できるとレジュメや面接での回答で説得力が強まります。  

 

自分の成功体験を振り返ることで、習得してきたスキルや得意なことが具体的に見えてきます。また、採用プロセスでは、これまでどのような功績をあげてきたかを伝えることで、業種が違ってもその会社にどのような貢献ができるかを理解してもらえるはずです。  

 

・どのようなスキルをもっていますか?

言語スキル、使用できるソフトウェア、プログラミングの知識、そしてITやCPAなどの専門的な資格やライセンス。特殊な機械の操作などのテクニカルスキル。コミュニケーション能力、問題解決能力、ロジカルシンキング、プレゼンテーション力、分析力、ビジネスマナーなどのソフトスキルなど、これまでのキャリアで築いてきたスキルをできるだけ多く洗い出してみてください。強みとなるスキルは転職先でも活かせるスキルとなるでしょう。  

 

スキルについては下記の記事も参考にしてみてください。

転職に役立つ!!「ポータブルスキル」を究めよう!  

 

・今後どのようなスキルの習得に興味があるか?

「いま、あなたはお金を払ってでも身につけたいスキルはなんでしょうか?」。自分自身に問いかけてみてください。新たに習得したいスキルもあれば、今後さらに強化したいスキルもあるでしょう。好きなことや学んでみたいことがわかれば、自分が今後どのような方向でキャリアを積んでいきたいのかが見えてくるはずです。  

 

・どのような業務が好きでしたか?

これまで体験してきて楽しかったと思える業務を振り返ってみてください。「成功」にこだわらず、夢中に取り組めたことや、喜びを感じられた仕事について思い出してみてください。同僚や上司、お客様に褒められて嬉しかったこと。自分自身の成長が感じられて夢中に取り組めたことなど。今後のキャリアの方向性を考える上で参考になります。  

 

・夢の仕事やゴールは何ですか?

こういう仕事がしてみたいという夢があっても「私には無理」と何もしないうちから諦めてしまったり、可能性を狭めてしまう方が見受けられます。夢やゴールがなくても生きていけますが、あったほうが人生がより楽しくなります。次の仕事は夢の仕事に就くための経験を積むために必要なステップかもしれません。夢やゴールがわからないという方は、気楽に下記のセルフクエスチョンをしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。  

 

・願いがかなうとしたらどんなことをしてみたい?

・成功する保証があればどんなことに挑戦してみたい?

・子どもの頃、何に夢中になっていましたか?

・10代に戻れるとしたらどんな夢やゴールを目指しますか?

・死ぬまでに何をしたいですか?    

 

 

4.自分磨きを忘れずに

さらに上を目指すには常に自分磨きが必要です。現在もっているスキルと目指す仕事をするために必要となるスキルの差を埋める作業をしなければいけません。ワークショップに参加したり、学位や資格、ライセンスを取得するためにオンラインコースを受けてみるなど、常に新しい知識やスキルを吸収する努力を継続することが必要です。業界に関連した本、記事などを読み、業界の知識を深めることも大切です。また、日々のニュースにも必ず目を通し、業界を取り巻く環境や未来についても学んでおけば採用のプロセスできっと役に立つでしょう。  

 

下記の記事も参考にしてみてください。

「ポストコロナ時代を生き抜くために、おうち時間を利用してスキルアップ!!」

「企業が欲しい人材になる!【ITリテラシーが高い人材】とは?!    

 

 

5.レジュメ、面接の準備

転職活動で忘れていけないのはレジュメのブラッシュアップと面接の準備です。昨年より面接はウェブで行われることが多くなっていますので、ウェブ面接に慣れていない方は早めにウェブ面接の対策を練ってください。また、レジュメも常に最新のものにアップデートしましょう。とりわけ今の時期の面接では、コロナ禍でいかにリーダーシップを発揮したかということや、ズームなどの新しいツールを素早く学び会社やチームに貢献したということなど、適応力の高さを採用担当者に具体的に話すことでインパクトを与えられたという体験談を聞くことがあります。自分がもつ応用可能なスキルについて、新しい業界や仕事と関連づけて説明できるようレジュメを更新したり、面接で質問された時にもしっかり回答できるよう準備をしておきましょう。  

 

下記の記事も参考になさってください。

「コロナ禍でも採用担当者の目にとまる、強いレジュメをつくろう!」

「急激にニーズが高まっているWEB面接に備えましょう!」

「面接官のホンネ教えます。-面接攻略法―」

「これさえ掴んでおけば怖くない!日米で使える面接マナー」    

 

 

いかがでしたでしょうか?新型コロナウイルスの影響で、ビジネス社会は大きな変化を求められています。こうした変化の中で、しかも短時間に会社の成長を導く人材はどの業界でも必要としている人材です。業種が違うからといって躊躇するのはやめましょう。ニューノーマル時代にあなたを飛躍させるのはあなた自身です。最新の求人を集めた特集記事もご紹介しておきます。是非参考にされてください。  

 

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【バックナンバー】

No.1 日本の人事について、トランプ政権発足以降のビザ取得の状況

No.2 人事が知っておくべき高額医療/消費者保護法(CCPA)施行/感染症対策

No.3 コロナウィルス拡大で米国CDCも推奨「在宅勤務」について/シックリーブ

No.4 在宅勤務特集/在宅勤務に関するQ&A

No.5 コロナウイルスに関するQ&A/WiFiの規定/より快適な在宅勤務のコツ

No.6 CDC雇用者向けページを確認しよう/After COVID-19の訴訟について

No.7 ポスト・コロナの職場環境/ビザ取得の状況/WEB面接のコツ

No.8 出社への不安という理由/職場再開における適正な準備と手順

No.9    Return to Workのポリシーを作ろう/オフォス再開に関する一問一答

No.10  コロナ禍で考える「評価制度の構築」/ Don’t be silent ~アメリカの人事は差別との闘いであるから

No.11 移民法、雇用調整助成金(ERC)最新情報

No.12 失業保険の不正受給が急増/評価制度Q&A

No.13 職場におけるコロナ関連訴訟/ オフィス対策/ 感染テスト

No.14  ジョブ型?メンバーシップ型?/自主隔離を終了させる新たなガイドライン

No.15  CA州無給休暇と収入保障/強い企業になる!ブラックスワン比較とは

No.16 ポストコロナの新入社員研修/最新移民法/リモート採用注意点/失業率の推移、学校再開Q&A

No.17 訴訟が多いワースト10/コーチングの活用目的

No.18 緊急有給シックリーブ法の改定/リモートでのコミュニケーション

No.19 各州の雇用に必要な給与額/従業員が感染!会社としての対策とは

No.20 2021年は2.6%昇給すべきか?!/採用もマーケティングと同じ

No.21 バイデン新政権誕生で変わる今後の雇用情勢/H1b申請新基準

No.22 企業が提供する祝日と割合/オンラインホリディパーティゲーム9選

No.23 医療費は上がり続けるのか?

No.24 2021年の有給シックリーブ法/何はなくともブランディング

No.25 グラフで振り返る2020年/新世代のコミュニケーションCPaaSとは

No.26 ワクチン接種を強制しますか?/H-1Bビザ抽選プロセスの変更案について

No.27  大統領令と法律の違い/医療費控除を最大に/州政府の仕事を請け負うには

No.28 従業員ベネフィットのトレンド/COVID後のオフィスデザイントレンド

No.29  COVID-19救済法と人事関連情報/コミュニケーションは進化する/音声メディアを考えてみる

No.30  2021年ハンドブック更新の拠り所/まだ間に合う!節税のためのIRA/クラウドサービス利用の秘訣