日本人留学生支援団体のご紹介【第2回】ペンシルベニア州立大学日本人友好会

 

日本人学生会など、日本人留学生を支援したり、アメリカと日本のかけ橋となる活動を行っているアメリカの学生団体をご紹介するコーナーです。団体の概要や活動内容を写真とともにご紹介させていただきます。今回はペンシルベニア州立大学日本人友好会の石田さんにお話を伺いました。    

 

   

 

 

ペンシルベニア州立大学日本人友好

The Pennsylvania State University Japanese Friendship Association (JFA)    

 

 

団体の正式名称を教えてください。

ペンシルベニア州立大学日本人友好会で、英称はThe Pennsylvania State University Japanese Friendship Association(JFA)です。    

 

 

団体の概要について教えてください。

役員は毎年10名前後で活動しており、今年の正会員は約50名です。  

 

英称の“Friendship” が指す通り、日本人及び日系学生のみならずアメリカ人や他の国からの留学生の参加も多く占めており、日本文化や日本語に興味のある学生を中心に幅広い交流機会を提供しています。このため、後述の「日本語を話す会」以外のイベントやミーティングは全て英語で行われています。  

 

具体的な活動としては、月に一回程行われる全体定例会をはじめ、毎週開催の日本語学習者向けの「日本語を話す会」、新歓BBQ、バレンタインやハロウィンなどの季節イベントや、春に行われるMatsuriと呼ばれる日本文化のフェスティバルなどを主催しています。  

 

弊学の日本語学科とのコラボレーションも多く、お互いに協力して日本文化の振興に努めています。また、本来の創設目的である日本人及び日系学生の友好を深めることにも、これらの活動を通して貢献しております。  

 

これまで学部生が主体となって活動を進めて参りましたが、近年では正規留学生の数が減っており、大学院生や短期語学留学生の比率が上昇傾向です。全てのイベントや会への参加は完全に自由なのでメンバーである必要はありません。

 

 

     

 

 

活動やこれまで開催してきたイベントについて教えてください。

●全体定例会 (General Body Meeting, GBM):

毎月一回程度行われる定例会で、毎回ほぼ全員が参加します。クイズやゲームを通して親睦を深めたり、日本のニュースや文化をはじめ、様々なトピックについて話し合います。また、個々人が発表をしたり、新たなメンバーやイベントが発表される場でもあるので会活動のメインとなっています。  

 

●日本語を話す会 (Japanese Conversation Hour):

主に日本語学科の学生にネイティブスピーカーと話す機会を提供する目的で、週に一回開催される会です。ボランティアの日本人学生がファシリテーターを務めており、日本語学科の教授もサポートで参加しています。学生達からは日本人と実際に話して日本語が上達したと好評です。    

 

 

   

 

 

●社交会 (Socials):

季節やテーマにちなんで、バレンタインやハロウィン、映画の上映会等のイベントを不定期で開催しています。去年はバレンタインのチョコレート作り会が人気でした。  

 

●Matsuri:

我々が主催する最大のイベントで、ソーラン節、和太鼓や剣道の実演、カラオケ大会、ゲームや日本食の屋台などが一堂に会する日本文化のお祭りで、毎年4月頃に行われます。大学のスポンサーもついており、全面的な協力が得られているので大きなホールで開催することができています。

 

 

     

 

 

ペンシルベニア州立大学について教えてください。

ペンシルベニア州立大, アメリカ合衆国ペンシルべニア州ステートカレッジです。ペンシルべニア州の真ん中、ステートカレッジという大学街にある大規模な州立大学です。周りには何もありません。ペンステートの愛称で知られていて、ビッグテンという大学アメフトのリーグに加盟しており、Nittany Lionsというチームで有名です。  

 

主に理工系が有名で全米でもかなりの上位に数えられる大学ですが、勉学や研究よりも大学の学生生活の派手さ(?)の方が有名でFraternityやSororityという社交会が多く、Party Schoolとしても知られる大学です。大規模校なので接点のない学生間の距離が遠くなりがちですが、逆に捉えると様々なクラブや活動を通して多種多様な学生とたくさん知り合える環境だと思います。    

 

 

COVID-19の影響で団体の活動に何か支障はありますか?

本来4月を予定していたMatsuriが中止となり、休校になった3月中旬以降のイベントやミーティングはすべてオンラインで行っております。今年度(2020-2021年度) の日本からの新入生がビザ等の関係でアメリカに入国できずオンライン授業のため、新たなメンバーが少なくなる可能性があり、繋がりが薄れるのを危惧しています。今年もイベント等は、ほぼオンラインで開催する予定になりそうです。

 

 

                                                                                                                                   

 

COVID-19の感染拡大で留学生活や就職活動などに影響は出ていますか?

ボストンキャリアフォーラム等の就活フェアがオンラインになりましたが、これらの動きは必ずしもマイナスの影響だけではありませんでした。海外大生向けの採用活動と並行で日本での採用活動もオンラインになったので、今まで参加できなかった日本の大学生向けの新卒就活に挑戦できるようになりました。去年までは考えられなかった日本向け採用枠で内定を貰った4年生もいます。  

 

海外からも面接を受けられるようになった変化は卒業後に日本に帰る学生にとっては大きく、COVID-19が結果的に進路の選択を増やすことになったのは予想外でした。  

 

しかし今年からの新入生は新しい友人や環境と触れ合う機会が無くなったので少し不利に働いたように感じます。また、前述の通り新規の学生にはビザの問題もあるようです。(個人的にはアメリカでのインターンが中止になったので少し痛手です。)    

 

 

ペンシルベニア州立大学日本人友好会に参加してよかったと思うことを教えてください。

普段の学生生活では知り合えない日本人及び日系の人と友達になることができます。また、学習している分野や学年、年齢を超えて様々なバックグラウンドを持つ人達と「日本」という共通の接点を通して交流できるので、例えば学部1年生でも社会人経験のある博士課程の方と気軽に話したりする機会があります。    

 

 

留学をしてよかったと思うことを教えてください。

アメリカの大学は日本と違い、多様なバックグラウンドを持った人達が同じ場所で学ぶ稀有な機会を提供しています。元海軍軍曹のクラスメイト、イラク難民の教授、某国の王族、逆立ちしても勝てない天才、そんな人達に囲まれながら学生生活を送れるのは幸せでしたし、自分の価値観や能力、人生の目的について深く考えさせられました。それに加えて、アメリカ人や他の国の留学生は強く主張をする人が多く、その中で自分が埋もれないで評価されるためには勇気を持って自分を出してコミュニケーションすることが重要ですので、上辺だけではない国際コミュニケーション能力が身に付いたと思います。    

 

 

これから留学する人に伝えたいことは何でしょうか?

挑戦を恐れないで下さい。アメリカは優しい人が多いですし、大抵の問題はなんとかなります。ただし、日本の感覚は日本に置いていきましょう。(これは良い意味でも悪い意味でも、です。)    

 

 

   

 

 

ペンシルベニア州立大学日本人友好会の会員になるにはどうしたらよいですか?

ペンシルベニア州立大学の学生、教員、研究生、及び正式な身分で大学に在籍する人なら誰でも入会できます。ただし正会員には年会費があります。(*会員でなくでも全てのイベントに参加できます。)      

 

 

【取材協力】

ペンシルベニア州立大学日本人友好

イベント及びパートナーシップ ダイレクター

石田健将 (いしだけんすけ)

工学部 航空宇宙工学専攻 国際安全保障副専攻 四年生

https://www.instagram.com/psujfa/

https://www.facebook.com/jfapennstate/

https://sites.psu.edu/jfapsu/

email: jfa.pennstate@gmail.com    

 

 

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No.1 日本の人事について、トランプ政権発足以降のビザ取得の状況

No.2 人事が知っておくべき高額医療/消費者保護法(CCPA)施行/感染症対策

No.3 コロナウィルス拡大で米国CDCも推奨「在宅勤務」について/シックリーブ

No.4 在宅勤務特集/在宅勤務に関するQ&A

No.5 コロナウイルスに関するQ&A/WiFiの規定/より快適な在宅勤務のコツ

No.6 CDC雇用者向けページを確認しよう/After COVID-19の訴訟について

No.7 ポスト・コロナの職場環境/ビザ取得の状況/WEB面接のコツ

No.8 出社への不安という理由/職場再開における適正な準備と手順

No.9    Return to Workのポリシーを作ろう/オフォス再開に関する一問一答

No.10  コロナ禍で考える「評価制度の構築」/ Don’t be silent ~アメリカの人事は差別との闘いであるから

No.11  移民法、雇用調整助成金(ERC)最新情報

No.12 失業保険の不正受給が急増/評価制度Q&A

No.13  職場におけるコロナ関連訴訟/オフィス対策/感染テスト

No.14  ジョブ型?メンバーシップ型?/自主隔離を終了させる新たなガイドライン

No.15  CA州無給休暇と収入保障/強い企業になる!ブラックスワン比較とは  

 


 

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